北海道の毛ガニを通販する前に学ぼう! 本文へジャンプ
知っている人
だけが

北海道の
毛ガニを

 

上手にGET!

 カニといえばタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニなどが日本ではポピュラーですね。お祝い事などの特別なときにぜひ食べたい食材ですよね。その中でも、私は北海道産の毛ガニが大好きです。
 身の甘みとミソの味は他のカニを上回っていると個人的には思っています。(食べたときの迫力はタラバガニやズワイガニには負けますけどね)この毛ガニですが、スーパーで買うときはもちろん、ちょっと贅沢に通販で買おう!なんて思ったときに、参考になればいいと思って作っています。 私自身の個人的見解なので、あくまでも参考にする程度にとどめておいてください。
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  ★毛ガニについて★
 皆さんは毛ガニについてどれだけ知っていますか?
まあ、毛が生えていて美味しいカニでしょ?そのとおりです!
ですが、少しマニアックなことも交えながらご説明します。

・名称 ケガニ 学名 Erimacrus isenbeckii  英名 hair crab
          英名は正に毛ガニですね。

・形態  甲の形は雌雄で異なる(メスのほうが膨らみが大きい)名前のと
     おり、体中に短い毛が生えており、体色は茶色である。
     脱皮直後はオレンジ色であるが次第にピンクから茶色へと変化
     する。オスの最大は甲長(甲羅の横幅)15cm、メスは12cm
     だそうです。

 
 

↑毛ガニの主な生息域
生態  ベーリング海から朝鮮半島くらいまでのエリアに分布し、日本に
     おいては北海道沿岸部に生息している。(水温15度以下を好むら
     しいです)
     ※釣りをしているとしていると、時々釣れたりします。
      一般的には、生後一年までに数回脱皮を繰り返し、その後は
     1年に1回ペースで脱皮をするといわれています。
注意  脱皮の時期のカニは、殻が柔らかく身入りも悪いので決して
     選ばないようにしましょう。
     ※持った感じが軽く全体的にピンク色をしているので大体わか
     ります。よーく見ましょう!
大きさ  カニの大きさを言う場合には甲長をつかいます。
     オスのほうが大きくなる傾向があります。また、メスが成長する
     のはかなり時間がかかります。したがって、市場に出回る毛ガ
     ニの大半は雄ガニなんですね。というより、雌ガニはとっては
     いけないことになっているんですね。
     ※見分け方はふんどしの形です。三角が雄、丸が雌です。

     ※ちなみに甲羅が8センチ以下(7歳ぐらい)のものは、逃が
     さなければいけません。明らかに小さいカニは正規品とは
     みなされません。(すごく安いです)
  ・カニミソ  私たちが、よくカニミソといっているものはいったい何か
       ご存知でしょうか?脳みそ?いやいや、だったらかなりの
       量ですね(笑)。
        これは肝すい臓と呼ばれるものです。人間で言う肝臓の
       役割をするものなんですが、臓器が未発達なため、肝臓と
       すい臓がひとつになっているんですね。
     
      ※豆知識  毛ガニが何を良く食べているかによって色が
             異なるようです。基本的に肉食の彼らのカニミソの
             色は黄土色になります。
★毛ガニの選び方★
・スーパー編
 北海道であれば、通信販売に頼ることなく毛ガニを近くのスーパーで購入することができます。値段や毛ガニの状態も千差万別といったところです。もちろん、安くて美味しいカニがベストということになりますが、なかなかヒットするものではありません。一般的には安かろう悪かろうという風になってしまうのが現状でしょうか。それでも、私の数多くの失敗の中から導き出した毛ガニ選びのポイントをご紹介します。

ポイント1 商品表示

 まずは店側が表示している情報を確認します。そこから読み取りたい項目は   
   @産地 
   A状態(解凍、冷凍無し)

 @の産地については後で触れるとして、Aの状態は確実にチェックしたいところです。美味しいのはもちろん冷凍していないものです。冷凍技術が発達した今でも、やはり冷凍していないものはうまいです。店側の偽りがなければこちらを選ぶべきです。もし偽っていたら、カニをさばいた瞬間にわかります。

ポイント2 見た目

 見た目!これが一番大切な見極めポイントになります。悪いカニの見本があればいいのですが画像がありませんので、文章での説明です。

 最も大切なポイントは
です! 
これはとても大切なポイントです生態のところでも書きましたが、毛ガニは脱皮を繰り返して大きくなっていきます。皆さんの口に入る大きさになるころは、おおよそ一年に一回の割合で脱皮をするようです。
 この脱皮前後は身の入りが悪く味が落ちます。脱皮をすると体の色が
ピンク色になります。見た目は鮮やかですが・・・。漁師さんは“若”というそうです。この色のカニは絶対に買わないようにしましょう。では、どんな色のカニならよいかというとズバリ茶色でです。このHPに乗っているカニの色を参考にしてください。光の当たり具合で、あかるくみえているものもあります。

※カニの体に
フジツボがついているものあります。外見はあまり好まれませんが、確実に脱皮してからかなりの時間がたっていますので、身入りがよい確率が高いです。
※冷凍毛ガニをさばくと?  冷凍毛ガニをさばくと、冷凍する前の状態とどのように違うのか?ということですが、簡単に言うとカニの身が“水っぽく”なります。初めてカニを触った人には、もしかしたら見分けがつきにくいかもしれません。最もわかりやすいのは、甲羅をはがしたときの状態を見れば一目瞭然です。
 この写真は、冷凍ものですが比較的よい状態でした。ひどいものになると、形が崩れ、ミソが完全に液体と化しています。
 こちらのカニはわざわざお取り寄せで買ったカニなので、さすがに状態がよいです。万が一、ミソが溶けている状態なら金返せって感じになりますよね。
 
 これぐらいのサイズで、冷凍でないものであれば、価格は2000円以下でしょう。市場に行くと、時折、1000円以内でも購入することができます。美味しい毛ガニかどうかは目利きで勝負です。
 ポイント3 持った感じ
 もし触れるのであれば、カニをもって観察してほしいです。あまりべたべた触ると、店の人や他のお客さんに迷惑です。とはいえ、ここから得られる情報も重要です。
 まずは重さですが、右の写真はおよそ350gで大きさが横幅16〜18cmぐらいです。(手のひらよりも少し大きいぐらい)スーパーではこれぐらいの大きさのカニが主力になります。これ以上大きくなると、高くてなかなか手が出ませんので、あまりスーパーでは扱っていないようです。
 触った感じで大切なのは、甲羅が柔らかくないかということです。柔らかいと脱皮後の可能性があります。

スーパーですので、およそ300gの商品を一度手にとって重さを確認してから、毛ガニをもってみるといいでしょう


※これは見た目に入るかもしれませんが、脚折れなどがあった場合、その折れた部分の中身をのぞいてみてください。明らかに殻と身に隙間があるものは買ってはいけません。


以上のことを参考にスーパーに行って美味しいカニをゲットしましょう!!






 
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